② 複数の矯正装置を取り扱っている1種類ではなく、複数の矯正装置を取り扱える先生を選ぶようにしましょう。なぜなら、矯正装置には歯並びやかみ合わせによって、装置の特性上、得意なものと苦手なものがあるからです。例えば、歯のねじれが大きかったり、抜歯が必要で歯の移動量が大きい症例などにはマウスピース型矯正歯科装置※は不向きとされています。歯並びやかみ合わせは一人ひとりまったく違います。ですので、その人に合った適切な装置を選択しなければ矯正はうまく進みません。もちろん、一つの治療方法でうまくいくケースもあると思いますが、治療途中でリカバリーが必要になった場合や当初予想していなかったことが起こった場合に、他の矯正装置を使用して対応が出来ることが重要です。治療方法は複数あるにも関わらず、マウスピース型矯正歯科装置※だけを提案する場合やマウスピース型矯正歯科装置専門で選択肢が他にない時は、それ以外の矯正装置の知識・技術に対応していない可能性が高いかもしれません。複数の矯正装置の取り扱いがあり、患者さんの要望やそれぞれの矯正装置のメリットとデメリットや特徴を踏まえて、治療ステージと患者さんご自身に合う方法を提示してくれるクリニックを選ぶようにしましょう。当院では初回の相談時にご要望やライフスタイルを伺い、考えうる治療方法をご紹介したうえで、最終的に検査結果等も含めてその方にベストな治療方法をご提案することを心がけています。※完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。