当院公式Instagramはこちらこんにちは。フェリシア矯正歯科院長の岡本です。こちらの院長ブログでは患者さんからいただく質問や、気になることなどを毎月数回分かりやすく説明していきたいなと思っています。第1回は利用される方も、気になっている方も多いインビザラインに関して説明していきたいと思います。インビザラインってなに?インビザラインはマウスピース型矯正装置の種類の1つです。「マウスピース矯正=インビザライン」と思われている方も多いかと思いますが、他にもアソアライナーやクリアコレクトなどの種類があり、その中の大手シェアがインビザラインとなります。一般歯科ではインビザラインだけを取り扱っている場合もありますが、当院ではコストバランスと症例などを見極めながらインビザラインといくつかの製品を使い分けています。あくまでインビザラインは「マウスピース矯正の中の1装置(製品)」という風に考えていただければと思います。インビザラインなどのマウスピース型矯正装置について詳しくはこちらも合わせてご一読ください。インビザラインのメリットメリットとしては、取り外しが可能なので歯磨きができたりと日常的に困らないことや審美性の高さ、始めるためのハードルの低さなどが挙げられます。また、スポーツ選手などアクティブに活動されている方はインビザラインを選択される方が多い印象です。実際にフィギュアスケートの選手やサッカー選手のジュニア・ユースの方なども多く使用しておられます。ほかには、通院頻度が少なくて済むため毎月のように来院する必要がなく、忙しい方でもスケジュールを管理しやすいこともメリットとして挙げられます。このように患者さんの「ライフスタイルに合わせた治療ができる」ことがインビザライン=マウスピース型矯正装置の特徴と言えます。インビザラインのデメリットデメリットとしては「自己管理の大変さ」が挙げられます。マウスピース矯正の効果を十分に得るためにはご自宅での自己管理が不可欠です。しっかり使えていないと仕上がりが思うようにいかず、やり直しや期間を延長しなければいけないということも少なくありません。多くの場合はマウスピース矯正で治療することは可能ですが、最終の仕上がりや患者さんのライフバランスを考えると扱える症例は限られて来るのが実情です。また、インビザラインの1日の目標装着時間は22時間とされており、20時間を切ると効果が出にくいといわれています。実際1日の中で20時間以上装着するというのは決して簡単なことではありません。ご自身のライフスタイルに合った治療法を選ぶことが最も重要となります。インビザラインの治療期間インビザラインは以前に比べスピードは上がりましたが、ワイヤー矯正と比較すると治療期間が長くなることが多いです。症例によりますが、抜歯ケースの場合は3年前後かかるといわれており、多くの時間が必要となります。例えば同じ症例をワイヤー矯正で治療した場合とマウスピース矯正で治療した場合では、マウスピース矯正のほうが長い期間の治療が必要となります。インビザラインの費用インビザライン矯正の治療費用は40〜120万円と大きく幅があります。これは前歯などの部分的な治療で済む場合や、抜歯をして長期の治療が必要な方など症例により様々なケースがあるためです。また、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の治療方法での費用面での大きな違いはありません。インビザライン(マウスピース矯正)とワイヤー/ブラケット矯正はどっちがいいの?装置によって治療期間・費用・違和感の感じ方が異なり、それぞれの装置にメリット・デメリットが必ずあります。また、患者さんのライフスタイルも装置の選択に影響しますので、それらを含めてベストな治療方法を提案できることが大切です。例えば目立たないことが第一優先であれば裏側矯正(舌側矯正)やマウスピース型矯正装置※がいいでしょう。また、スポーツをしている、人前で話す仕事をしている方などはマウスピース型矯正装置がライフスタイルに適しています。しかし、舌側矯正の場合は費用が最も高額になること、歯石が付きやすく歯周病のリスクが上がるというデメリットがあります。また、マウスピース型矯正装置※は意思を強く持ち、決められた装着時間を守れないと上手く治療が進まない、治療期間が長くなることなど、不向きな側面もあります。メリットだけでなくデメリットも理解し、納得した上で治療をすすめていくことが大事です。インビザラインからワイヤー矯正へ途中で変更できる?当院では、マウスピース矯正に「ワイヤー保障」というものを含んでいます。最後の微調整やマウスピースの作り直しが発生した場合などにワイヤー矯正でも対応するという保障です。これを行っている理由としては、より多くの患者さんに1日でも早く綺麗な歯で過ごしてもらいたいと考えているからです。しかし、審美性の面などからワイヤー矯正に移行せず、また改めてマウスピースを作り直すという方ももちろんいらっしゃいます。患者さんのご意見を伺いながら1人1人に合った最適な治療を提供していきたいと考えています。ワイヤー/ブラケット矯正に関してはこちら!