👨⚕️ 顎変形症術後の「顔の腫れ」はいつまで?マスクなしで外出できるのは?
顎変形症の手術後、顔の腫れはどれくらい続くのか?また、マスクを外して過ごせるようになるのはいつ頃なのか?今回はその疑問について、専門的な視点からご説明いたします。
手術後の腫れの仕組み
顎変形症の手術は、口腔内を切開し、骨を人為的に動かす(骨切り)という侵襲的な処置です。そのため術後には顔の腫れが起こります。これは生体の正常な治癒反応であり、特に上下顎両方の手術を受けた場合は、頬から目の下あたりまで腫れることも珍しくありません。
手術による刺激で炎症反応が起き、血管の透過性が上がり、血管外へ体液が漏れ出すことで、顔面組織に浮腫(むくみ)が生じます。これが「腫れ」の正体です。
腫れを抑えるための工夫 ― 当院の取り組み
① 予防的ドレナージの実施
術後、出血や体液の貯留を防ぐために「ドレーン(排液チューブ)」を設置することがあります。これにより腫れや血腫を最小限に抑えます。当院では口腔内からのアプローチにより、顔に傷を残さない術式を採用しておりますが、施設によっては顎の下に小さな出口を設ける場合もあります。
ドレーンは通常、術後翌日に安全に除去します。
② 出血量と手術時間の最適化
術後の腫れに大きく関わるのが、手術中の出血量と手術時間です。
- 出血が多い →
- 手術時間が長引く →
- 組織が空気に晒される時間が増える →
- 腫れが強くなる
これらを可能な限り抑えるために、術式の精度や計画性が非常に重要です。当院ではこの点を徹底して管理しています。
術後の経過:いつまで腫れているのか?
多くの患者様が「術後、いつから普通に外に出られるのか?」と不安を抱かれます。以下は、一般的な回復の目安です:
- 術後1週間:腫れがしっかりある状態で、目の下まで重い感じがあります。
- 術後1か月:腫れの大部分が落ち着き、触った際の違和感(しこりや硬さ)も次第に軽減します。
- 術後2か月:見た目の腫れはほぼ解消され、自然な表情に近づきます。ただし、骨の癒合はまだ完全ではないため、強い衝撃には注意が必要です。
また、鼻の広がりを抑えるための処置もこの時期には安定し、違和感が減少します。
症例写真
術前 → 術後1週間 → 術後1か月 → 術後2か月 の経過です



出血量を抑えているため、術後の皮下出血斑も目立たず、術後1か月目にはほぼ腫れが引いている状態まで改善されています。
「なるべく早く、きれいに」その願いを叶えるために
マスクを使えば一時的に腫れを隠すことはできますが、やはりご自身の顔がきれいに仕上がることで、日常に自信が持てるようになります。
当院では、術後の見た目や回復の早さにこだわった治療方針を大切にしています。顎変形症の治療は、単に骨を動かすだけではなく、「その後の生活の質」まで考慮して、丁寧に計画・実施していくべきだと考えています。
顔は人にとって、とても大切なパーツです
顎の問題に長年悩まれてきた方が、一歩踏み出して治療に向き合ったとき、「本当に手術を受けて良かった」と心から思っていただけるよう、私たちは日々取り組んでいます。
治療の魅力を感じていただいたうえで、もし費用面でご不安がある場合でも、まずはご相談ください。
医療の質と誠意のある対応で、患者様にとって最良の選択肢をご提案できるよう日々取り組んでおります。
📌 ご相談・カウンセリングのご予約はWEB予約よりお気軽にどうぞ。
※症例写真は、同様の治療に不安を抱かれる方々の参考としていただくことを目的に、患者様のご厚意により掲載のご承諾をいただいております。
これらの画像の無断使用・転載・加工等の行為は固く禁じております。万が一、不適切な使用や転用が確認された場合には、法的措置を含む厳正な対応を取らせていただきます。







